CIGVI data1-2009.3-4

CIGVI 地球村研究所

Creative Institute for Global Village.

中東和平関連

2009.04.29

ヨルダンのアブドラ国王は、先週のワシントン訪問に続いて4月29日、パレスチナ・イスラエル協議進展を目的とする地域外交の新ラウンド開始のため、リヤドを訪問した。同国王は、引き続き数日中にムバーラク・エジプト大統領、アッバス・パレスチナ自治政府大統領と協議を行うことになっている。(2009/4/29ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/April/middleeast_April502.xml&section=middleeast&col=

2009.04.10

エジプトの治安部隊は4月10日、パレスチナのガザとの境界にトンネルを掘って密輸しようとしていた廉で、15人を拘束したと発表した。ラファ検問所近くのシナイ半島の村の金属工場で60のロケットの部品が押収された。(2009/4/10ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1077710.html

2009.04.07

シリアのモアレム外相は、4月7日付のレバノン紙アッサフィールのインタビューに答え、6日のオバマ米大統領のトルコ国会での演説は、イスラエルとパレスチナの2国家共存の解決策への明確な意識を反映したものであるとして、同大統領の言葉は重要で前向きな者と述べた。また、アラブ諸国は米国が、強硬派の新イスラエル政府にパレスチナ国家樹立を認めるよう圧力をかける事を期待していると述べた。(2009/4/7シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16312

2009.04.02

シリアのバッシャール・アサド大統領は4月2日付のカタール紙A-Sharqのインタビューで、平和もしくは戦争によってわれわれがゴラン高原を解放する日は近いとして、イスラエルは平和を望んでおらず、和平プロセスに相当する道は抵抗である旨述べた。(2009/4/2ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1075930.html

2009.03.31

3月30日発刊のタイム誌は、2人のイスラエル治安高官筋の話として、1月半ばのスーダンでの23台の車両爆撃は、イラン及び他の敵対者への警告であり、国境を越えても情報活動を行い攻撃を実施するというイスラエルの意志を示すためであったと報じた。同筋によると、米国はイスラエルがスーダンでの攻撃を実施すると知らされたが、攻撃に関与はしていない。また、攻撃は車両に対して1度だけ実施され、船舶への攻撃はなかったとしている。さらに同筋は、イランがスーダン経由でこのように大量の武器をハマスに送ろうとしたのははじめてであり、おそらくこれが最後となるだろうと述べた。(2009/3/31シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16241

2009.03.30

シャルクル・アウサトは、スーダンにおけるハマスに送られる途中のイラン製武器への攻撃といわれている事件について、確かな筋から新情報を入手した。同筋によると、スーダン政府は、攻撃に先立ち米国から、スーダンからシナイ半島を通りガザに運ばれる武器密輸について第三国が監視しており、スーダン政府はそうした密輸を止めるようにとの電話での警告を受けていた。スーダン政府は、同問題を調査すると回答した。しかし、警告後間もなく、17台のランドクルーザー(ポートスーダン近郊)とよび14の船舶(スーダン領海の紅海上)が攻撃を受けた。米国は同攻撃に関与していないとしている。(2009/3/30シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16239

2009.03.30

シリアのバッシャール・アサド大統領は3月30日、ドーハ開催のアラブ連盟首脳会議の開幕演説で、アラブ側はアラブ・イニシアチブを提示したが、イスラエルは和平プロセスにおける真のパートナーではない旨述べた。同大統領は、イスラエルとハマスが3週間の戦闘後に一方的停戦を宣言した数日後、Eメールによるニューヨーカー誌のインタビューに応え、イスラエルは和平の可能性を台無しにする可能性のあるあらゆることを行ったが、シリアはまだ交渉成立への興味を失っていないと語っていた。(2009/3/30ハーレツ)(2009/3/30ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1074919.html

2009.03.29

英国紙サンデータイムズが3月29日付けで、イスラエルの国防関係者の話として報じたところによると、イスラエル空軍は無線操縦無人機を使って、スーダンでガザのパレスチナ武装勢力への武器を輸送しようとていたイランのトラック2台を攻撃、少なくとも50人の密輸関係者とイラン人護衛を殺害した。これらのトラックはテルアビブおよびディモナの原子炉を攻撃できる飛距離を持つミサイルを運んでいたとしている。3月27日にABCニュースは、1月以来、スーダンを通過中のガザに向けて運ばれていたイラン製武器への攻撃を3度行ったと報じていた。(2009/3/29ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1074654.html

2009.03.28

ガザで3月28日、ハマスが3人のファタハ指導者たち(元PA閣僚Abdel-Rahman Hamad氏を含む)を拘束した。ガザにおけるハマスの内相は、彼らが「違法な党派の会合」を持っていたため拘束したと語った。(2009/3/28ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/March/middleeast_March538.xml&section=middleeast&col=

2009.03.09

シリアのバッシャール・アサド大統領は3月9日、UAE紙アル・ハリージュとのインタビューで、イスラエルの政権は右派でも左派でもあまり違いはなく、シリアはそうしたことに関係なくイスラエルとの和平交渉を行うことができる、と述べた。さらに、交渉は可能だが、イスラエルがパレスチナとの紛争を終結できたときにのみ、両国の正常な関係が成り立つ、書類に署名をするだけの和平合意と実際に和平が成り立つ事の間には違いがあると語った。そして、シリアの人々、特にシリアにいる地位が確定していない50万人のパレスチナ人は、そうした状況を受け入れないだろうと述べた。(2009/3/9ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1069716.html

2009.03.06

イスラエルのリブニ外相とトルコのババチャン外相は3月5日のNATOの会議の際、会談を行い、緊密な両国関係は戦略的に重要であることを確認した。先のダボス会議以降初の閣僚レベルの会談となった。イスラエル外務省が声明を出した。(2009/3/6シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=15958

2009.03.04

パレスチナ自治政府のアッバス大統領は3月4日、クリントン米国務長官との会談の後、われわれはイラン及びその他の人々に対し、われわれの問題への干渉をやめるようメッセージを出している、彼らの干渉はパレスチナ人の間の亀裂を深めるだけだと述べた。同日テヘランでガザ支援のための国際会議(2日間)が開催された。(2009/3/4シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=15934

その他の東地中海関連

2009.04.27

シリアのバッシャール・アサド大統領は4月27日、オーストリアを訪問し(2日間)、フィッシャー大統領と会談を持った。今回の訪問では、中東情勢および両国間の経済関係に焦点が当てられている。(2009/4/27ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/April/middleeast_April476.xml&section=middleeast&col=

2009.04.20

「エジプトにおけるヒズボラの細胞」事件の調査関係筋が明らかにしたところによると、同細胞は「アルアクサ殉教者旅団」の名前で活動するメンバーをリクルートしており、またエジプトにより拘束された5人の主要容疑者は、元エジプトのムスリム同胞団のメンバーであった。さらに、同筋によると、エジプト国家治安調査局(SSI)が同事件の被告人と在イエメン・パレスチナ大使館の館員とのつながりを調査しているという。(2009/4/20シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16468

2009.04.20

アラブ外交筋によると、2005年のレバノンのハリーリ元首相殺害の容疑者の1人が4月17日にドバイで拘束された。シリアは同容疑者の引渡しを求めているという。国連の調査委員会による容疑者の1人にシリアの情報幹部Mihammed Zuhair Siddiqの名前が上げられていた。もともとSiddiqは国連の査察官に対して証言した目撃者であったが、その情報は後に信用できないものとされ、国連の委員会の求めで2005年10月にフランスで拘束された。その後、2008年3月に失踪した。UAE外務省は本件について確認していない。(2009/4/20シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16461

2009.04.19

ヨルダンのイスラム行動戦線(Islamic Action Front、IAF、ヨルダンのムスリム同胞団の政治部門)のZaki Bani Irshayd事務局長は、シャルクル・アウサトに宛てた声明で、レバノンのヒズボラの活動は民族的な、正当性のある、汎アラブ的義務であり、ガザでのイスラムによる抵抗を強化する試みであると述べている。さらに、この活動はエジプトの主権を侵害するものではない、同国の安全保障は汎アラブの安全保障の一部であり、汎アラブの安全の防衛のために立ち上がることが皆の義務であると述べている。(2009/4/19シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16456

2009.04.19

カイロ駐在のパレスチナ大使(ファタハのエジプト代表)のDr Barakat al-Farra氏は、「エジプトにおけるヒズボラ」の事件に関しはじめてコメントを出し、レバノンのヒズボラおよび同組織のナスラッラー指導者を強く非難した。同事件では、エジプトによる拘束者の中に2人のファタハのメンバーが含まれていると報じられている(このほか、他のパレスチナ人、エジプト人、レバノン人、シリア人、スーダン人が含まれていると伝えられている)。(2009/4/19シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16454

2009.04.14

レバノンの治安関係高官が匿名で4月14日に述べたところによると、ここ数ヶ月の間に拘束された数名の中に、内務省の総合治安局を退役した将官が含まれていた。同将官は10年以上イスラエルのために活動しており、ヨーロッパで定期的にイスラエル関係者とコンタクトを取っていた。(2009/4/14シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16401

2009.04.13

4月13日付シャルクル・アウサト紙が報じたところによると、エジプトで拘束されているレバノンのヒズボラの工作員Sami Shehabが、同氏の仲間たちは、ムグニエ・ヒズボラ軍事指導者が2008年2月にダマスカスで殺害されたことへの復讐ため、エジプトでイスラエル関連の標的に対する攻撃を計画していたと述べた。(2009/4/13ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1078205.html

2009.04.08

レバノンの大アヤトラのサイード・モハメド・フセイン・ファドラッラー師は4月8日、ロイターのインタビューに答えて、オバマ米大統領は「人間としての価値ある」人物のように見えるが、同大統領の行動により判断すると述べた。そして、イスラエル・パレスチナ紛争に関する政策を再考するよう求めた。(2009/4/8ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/April/middleeast_April138.xml&section=middleeast&col=

2009.04.07

イスラエルの国防当局は4月7日、アローⅡ迎撃ミサイルの発射実験-イランのシャハブミサイルが地中海を越えて発射されたとのシミュレーション実験-に成功した。同国の国防筋は、同ミサイル実験は今回で16回目であり、90%の成功率であると述べた。イスラエルラジオが報じた。(2009/4/7ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1077088.html

2009.04.06

シリアのバッシャール・アサド大統領は4月5日、ダマスカスを訪問した米国の2人の国会議員と両国間関係、中東情勢および同地域での米国の役割などについて会談を持った。同大統領は、米国に中東地域の和平進展により積極的な役割を果たすよう求めた。6日付でシリア国営通信が報じた。(2009/4/6ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1076770.html

2009.03.28

在ダマスカス米国大使館の報道官は3月28日、5ヶ月間閉鎖されていたダマスカスの米国言語センターが再開されると述べた。同センターは、昨年10月26日の駐留イラク米軍のシリア越境攻撃を機に、シリア政府により閉鎖されていた。(2009/3/28シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16211

2009.03.25

シリアのバッシャール・アサド大統領は3月25日発行のレバノン紙アル・サフィールのインタビューで、シリアは4年前のレバノンのハリーリ前首相の暗殺事件について全く情報を持ち合わせていないと述べた。(2009/3/25シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16175

2009.03.14

レバノンのヒズボラ指導者ナスラッラー師は3月13日、数千人のハマス支持者たちの集会で、ビデオを通じて、ヒズボラは決して公式にイスラエルを受け入れることはないと語った。そして、強欲な敵が存在する限り、レジスタンスがわれわれの誇りである旨述べた。(2009/3/14ハーレツ)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16056

2009.03.05

英国のビル・ラメル外務担当国務相は、国会の委員会で、英国はレバノンの前向きな発展という観点からヒズボラの政治部門との話し合いに門戸を開いている旨述べた。(2009/3/5ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1068809.html

イラク関連

2009.04.29

イラク内務省のAhmed Abu Raghif報道官はシャルクル・アウサトに対し、3人のシーア派メンバーを含むアルカイダのセルが存在し、ディワニーヤ市(バグダードの南180km)の周辺で活動しており、攻撃と殺害を多数行っていると述べた。同氏によると、そのセルのシーア派メンバーと思われる1人を拘束したところ、内務省に雇われた警官だったと自白した。本件の調査は、バグダードでの一連の爆弾テロが起きた数日後の4月9日より開始された。(2009/4/29シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16562

2009.04.17

イラクのサドルシティの金曜の礼拝指導者は4月17日、ムクタダ・サドル師のメッセージとして、エジプトとレバノンのヒズボラの間に起きている不和の解決のために介入するよう、アラブ連盟とイスラム諸国会議機構(OIC)に呼びかけた。(2009/4/17アスワト・アル・イラク)
http://en.aswataliraq.info/?p=111701

2009.04.16

英国のKing's College と Royal Holloway of the University of Londonの研究および非営利団体イラク・ボディー・カウントによると、2003年3月20日~2008年3月19日間に殺害された市民は6万481人であり、その33%は誘拐されて処刑されたケースである。また、主として米軍によって行われた空爆などによる攻撃の1回あたりの市民の死者数の平均は17人、セクト主義者や武装勢力による自爆テロでは平均16人の死者が出ている。記事は、4月16日に発行されたNew England Journal of Medicineに掲載された。(2009/4/16シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16416

2009.04.13

イラク・イスラム国は4月13日にウェブサイトで、先週のモスルでの自爆攻撃(米兵に5人の死者を出した)の犯行声明を出した。(2009/4/13ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/April/middleeast_April232.xml&section=middleeast&col=

2009.04.10

ロシアのプーチン首相の招待で4月9日からモスクワを訪問中(11日まで)のイラクのマリキ首相は10日、プーチン首相との会談で、イラクの市場においてロシア企業がより多くの役割を担って欲しいと述べ、経済、治安、政治分野での両国間の関係強化を呼びかけた。(2009/4/10アスワト・アル・イラク)
http://en.aswataliraq.info/?p=111361

2009.03.06

イラクのマリキ首相は3月6日、バグダードでの部族長たちとの会議で、サッダーム・フセイン政権関係者を許すよう呼びかけた。(2009/3/6ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/March/middleeast_March113.xml&section=middleeast&col=

イラン関連

2009.04.15

イランのモッタキ外相は4月15日、エジプトによるレバノンのヒズボラに対する非難は、この6月に実施されるレバノンの国会選挙に影響を与えることを意図した「昔からのやり口」だとして退けた。同外相はまた、同選挙に問題を持ち込もうとしているとしてイスラエルに対しても非難した。ファルス通信が報じた。(4/15ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/April/middleeast_April266.xml&section=middleeast&col=

2009.04.15

レバノンの大アヤトラのモハメド・フセイン・ファドラッラー師(73)は4月14日、APのインタビューで、イランとオバマ米政権との協力は可能であると信じると述べた。(4/15ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/April/middleeast_April259.xml&section=middleeast&col=

2009.03.25

イランのラリジャニ国会議長は3月24日にイラクのナジャフに到着し、イマーム・アリー・イブン・アビ・タレブ廟などを訪問した。翌25日、同議長は大アヤトラのシスターニ師との会談後の記者会見で、今回の訪問は公式なものではなく政治的なものでもないと述べ、シスターニ師との会見は実りあるものだったと語った。(2009/3/25アスワト・アル・イラク)
http://en.aswataliraq.info/?p=110437

2009.03.13

イランのアハマディネジャド大統領は、3月12日にトルコのギュル大統領をはじめとする地域首脳との会談後、報道陣に対し、イランは対米関係についてトルコの仲介を必要としていない旨語った。またイラン国営通信IRNAによると、イランのハーメネイ最高指導者は同日、ギュル大統領との会談で、米国の新政権は前政権の大きな間違いを修正しようとしているとは思えない旨述べた。(2009/3/13トゥデイズ・ザマン)
http://www.todayszaman.com/tz-web/detaylar.do?load=detay&link=169458

2009.03.10

イランの元大統領のラフサンジャニ師は3月10日、専門家会議の議長に再認された。同会議の86人のメンバー中79人が投票に出席し賛成は51人であった。(2009/3/10ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/March/middleeast_March188.xml&section=middleeast&col=

2009.03.05

3月2日より5日間の予定でイラクを訪問しているイランのラフサンジャニ専門家会議議長は5日、大アヤトラのシスターニ師と会談を持った。同訪問について、ラフサンジャニ議長は、両国間関係について話ができた、歴史的な価値あるものだったとして、シスターニ師にイラン訪問を要請したが、訪問できないとのことであったと述べた。(2009/3/5アスワト・アル・イラク)
http://en.aswataliraq.info/?p=109276

2009.03.03

イランの司法部報道官は3月2日の記者会見で、およそ1ヶ月前に拘束された米国のジャーナリストRoxana Saberi女史はテヘラン北部のEvin刑務所に収監されていると述べた。前日、イラン外務省報道官は、2006年にイラン政府が同女史の報道資格を停止した後もイランで仕事を続けるという「違法な」活動を行っていたと述べていた。(2009/3/3シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=15923

アラビア半島関連

2009.04.08

サウジアラビアのイブラヒム・アル・アッサーフ財務相は4月7日、GCC諸国を結ぶ新鉄道システムをつくる計画を表明した。また、GCC諸国の指導者たちは同プロジェクトに概ね合意しており、最終決定はフィージビリティー・スタディー次第であると述べた。(2009/4/8アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=121336&d=8&m=4&y=2009

2009.04.03

ホワイトハウスは、バラク米大統領とサウジアラビアのアブドゥラ国王が4月2日、G20サミットに際し、初の首脳会談を行い、世界経済危機での協力、域内政治・安全保障、テロに対する協力などについて協議したと声明で述べた。また、オバマ大統領は、アラブ・イスラエル和平問題でのサウジにイニシアティブを支援すると強調した。(2009/4/3ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/April/middleeast_April49.xml&section=middleeast&col=

2009.04.02

サウジアラビア王室は4月1日、米国で入院していたスルタン皇太子は3月31日に完全に回復し、退院したと発表した(手術は2月23日に実施)。(2009/4/2アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=121108&d=2&m=4&y=2009

2009.04.01

サウジアラビアのナイフ第二副首相兼内相は3月31日、第二副首相就任を祝いに集まったイスラム法学者、ビジネスマン、部族長らを前に、サウジの近代化、不干渉主義、外交における相互尊重は確固とした政策である旨を協調した。(2009/4/1アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=121063&d=1&m=4&y=2009

2009.03.30

ドバイの警察長官が声明で、新ロ派のチェチェン大統領に反対していたチェチェン人男性(スライマン・マドフ氏)が3月28日にドバイで銃殺されたと述べた。ロシアのメディアは30日、同男性は元反乱軍指導者のスリム・ヤマダエフだと報じた。(2009/3/30シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16232

2009.03.21

サウジアラビアとカタールは3月20日、国連本部で海洋国境設定協定に署名した。これにより、両国間の1965年の合意が国際的に確定されたことになる(両国間での最終国境協定は昨年12月に署名された)。(2009/3/21アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=4&section=0&article=120543&d=21&m=3&y=2009

2009.03.16

サウジアラビアのアブドゥラ国王は3月16日、イランのアハマディネジャド大統領の書簡をアブドゥラ国王に書簡を手交するためリヤドを訪問したモッタキ・イラン外相と両国関係を含む広範な問題についての会談を持った。また、モッタキ外相は、サウジアラビアのサウド外相とも会談を持った。会談後、サウド外相は、イランのアラブの大義への支援を評価しているが、われわれはアラブの法を通じてイランを見ようと思うし、アラブの目的と調和を図ろうと思う、と述べた。また、同外相は、トルコ・イランの密接な関係について、そのことが地域にとって脅威をもたらすとは思わない、トルコの役割は前向きなものだと述べた。今月末のドーハでのアラブ首脳会議にイランが招待されれば出席者のランクを下げるとの報道については否定した。(2009/3/16アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=120313&d=16&m=3&y=2009

2009.03.15

カタールのハマド首長は3月15日、ドーハ国際空港でシリアのバッシャール・アサド大統領と、両国間関係をはじめさまざまな問題について会談を持った。(2009/3/16ガルフ・ニューズ)
http://www.gulf-times.com/site/topics/article.asp?cu_no=2&item_no=278934&version=1&template_id=36&parent_id=16

2009.03.15

国際刑事裁判所(ICC)は3月14日、カタールに対し、今月末のアラブ首脳会議にスーダンのバシール大統領が出席した際には同大統領逮捕に協力するよう要請した。カタールは同裁判所に関するローマ規定に署名していない。(2009/3/15シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16069

2009.03.14

湾岸アラブ諸国のある政府関係者がシャルクル・アウサトに語ったところによれば、湾岸アラブ諸国のうち3カ国がカタールに対し、もしドーハ開催のアラブ首脳会議にイランのアハマディネジャド大統領を招待するならば、同3カ国は首脳会議に最も低いレベルの代表を送ることになるだろうと伝えた。(2009/3/14シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16063

2009.03.11

サウジアラビアのシューラ評議会は先週、同国外務省が作成したこの2年間のサウジ・イラン関係が冷却していることに焦点を当てた報告書について協議した。同評議会の多くのメンバーは、アラブの問題やアラブ諸国にイランが浸透している問題に取り組むための戦略を採用するよう要求した。(2009/3/11シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16025

2009.03.09

シャルクル・アウサトがシリア情勢に詳しい筋から入手した情報によると、3月4日、シリアのバッシャール・アサド大統領は、ダマスカスを訪問したサウジアラビアのサウド外相を通じ、アブドゥラ国王からのサウジへの招待状を受け取った(訪問は3月11日の予定)。また、カタールのシェイク・ハマド・ビン・ジャシム・アル・サーニ首相は3月8日、3月30日のドーハでのアラブ首脳会議より前に、ミニ・アラブ・サミットが開催され、カタールも出席予定だと述べている。(2009/3/9シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16001

2009.03.04

サウジアラビアのジェッダのMahmoud Kinsarah許認可・商業監視局長は3月3日の記者会見で、自家製料理や手工芸品などを販売するビジネスを希望する女性に対し、その労働を合法とする認可を与え、その活動を活発化できるようにすると発表した。ジェッダでは数多くの女性が家庭内で非合法の生産活動を営んでいる。(2009/3/4アラブ・ニュース)
http://www.arabnews.com/?page=1&section=0&article=119887&d=4&m=3&y=2009

2009.03.03

カイロで3月3日に開催されたアラブ連盟の外相会議で、サウジアラビアのサウド外相は、アラブの調和を固めるため、われわれにはアラブの安全保障に関係し、核開発を含むイランの挑戦を取り扱うための共通のビジョンを持つ必要がある旨のべた。(2009/3/3ハリージュ・タイムズ)
http://www.khaleejtimes.com/darticlen.asp?xfile=data/middleeast/2009/March/middleeast_March70.xml&section=middleeast&col=

北アフリカ関連

2009.04.26

イスラミストのウェブサイトをモニターしている米国のグループSITEによると、イスラミック・マグレブのアルカイダは4月26日にウェブサイトに声明を出し、英国で拘留されているイスラム法学者アブ・カタダを20日以内に釈放しなければ、同組織が拘束している英国人を殺害すると脅している。アフリカのマリで、昨年12月と今年1月にイスラム過激派に誘拐された旅行者等の内、4月22日に2人のカナダ人外交官と2人のヨーロッパ人女性旅行者が解放された。英国人とスイス人旅行者の2人はまだ解放されていない。(2009/4/26シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16528

2009.04.17

エジプトの外務報道官Hossam Zaki氏は4月17日に、イランの中東地域での行動は、特にアラブ・イスラエル紛争に関して論争と係争をもたらしていると述べた。また、同報道官は、何故エジプトはイランとの対話に関与しようとしないのかとの問に、対話は望ましい結果を生み出さないだろうとし、対話によってイランが同地域における大国であり人々を支配できるとの考えを強める事になるかもしれず、それは受け入れられない旨述べた。(2009/4/17シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16435

2009.04.15

エジプトの治安筋によると、エジプト警察は4月15日にパレスチナのガザとの境界付近で900kgのTNT爆弾を発見した。また、同警察は不法にエジプトに入ろうとした3人のパレスチナ人の若者を拘束した。(2009/4/15ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1078506.html

2009.04.11

エジプト筋が4月11日にシャルクル・アウサト紙に語ったところによると、ヒズボラのナスラッラー指導者はイラン政府のためにエジプトを不安定化させ、イランの核開発から国際社会の目をそらそうとしていると述べた。前日の10日、ナスラッラー師は、エジプトが「パレスチナの抵抗運動を(エジプトで)支援していた」レバノンのシーア派武装勢力のメンバーSami Shehabを拘束(昨年11月19日に)していると述べていた。メディアは11月にShehabとヒズボラの関係を報じていたが、同組織がこれを認めたのはこれが初めて。(2009/4/11ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1077695.html

2009.04.09

エジプトの国家検察官は4月8日、レバノンのヒズボラがエジプト国内でテロ攻撃実施を計画し、スンニー派が主流のエジプトでシーア派のイデオロギーを流布しているとの非難を行った。AFPが声明を入手した。検察側は、エジプト警察が本件に関わる49人を逮捕したとしている。司法筋によると、彼らはスエズ運河沿いに家を借りて運河の動きをモニターし、シナイ半島の南北でリゾート地を偵察していたとされている。また、ラファでも家を借り、ガザに武器と密輸品を入れようとしていた。エジプト人弁護士は、本件は政治目的のために作られた事件ではないかと述べている。(2009/4/9シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16337

2009.04.09

4月9日付エジプトのアル・アハラム紙が同国の政府高官の言葉を引用して報じたところによると、ヒズボラによるエジプトでのテロ計画の背後にはイランがいる。同紙は、イランの衛星テレビの2人の従業員が同攻撃を計画したとしている。また、ヒズボラのナスラッラー指導者の最新の演説の中で攻撃のコードネームが示されたという。(2009/4/9ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1077422.html

2009.04.01

スーダンのバシール大統領は4月1日、巡礼のためサウジアラビアを訪問した。国際刑事裁判所が3月4日に同大統領の逮捕状を出して以降5番目の外国訪問先である。(2009/4/1シャルクル・アウサト)
http://www.aawsat.com/english/news.asp?section=1&id=16254

トルコ関連

2009.04.22

アナトリア通信によると、トルコの対テロ警察が4月21日、トルコ南部地域においてアルカイダの過激ネットワークとつながっていると見られる人物およそ37人を拘束した。同日早朝には、治安関係者がアルカイダの細胞の家と見られる家屋を急襲し、17人を拘束した。(2009/4/22ヒュリエット)
http://www.hurriyet.com.tr/english/domestic/11483905.asp?gid=243

その他

2009.04.20

アルカイダのザワヒリ副官のメッセージが4月20日、アルカイダのウェブサイトに出された。同メッセージの中で、イラクにおけるアルカイダ支持者に対し、国境を越えてイスラエルからのエルサレム開放に向かうよう呼びかけた。また、エジプトによるパレスチナ各派の仲介を攻撃した。さらに、オバマ米大統領のアフガニスタン増派に対して、火に油を注ぐことになると警告した。(2009/4/20ハーレツ)
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1079607.html

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