皆様 はじめまして。藤瀬俊と申します。このたび 大江田さんより「遠くに見える男…」「遥かなる男…」なるテーマを頂き、私め まだまだ若輩者ですが、筆をとらせて頂きました。なんせ永遠の男像……って。どひゃぁ〜!! |
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■Steve Alaimo / Starring |
僕は「遠くをみる」ことが好きです。 遠くにあるものが、チラッと動く瞬間が好きです。それは雑々と 遠くにある いろんなものが、ごちゃごちゃと動く様というより、何もない、静寂というか、無気力な けだるい景色の中 キラッと ゆらめくような動きが好きです。 キリンさん(中谷美紀クン)も好きです。でも、ゾウさん(岡本綾クン)が もっと好きです。しかし、クロネコヤマトナデシコ「サトエリ」も捨てがたい。んもう、まいっちんぐ。 ……独り海岸の岩上、遠くを想う スティーブ・アライモ。ニューヨークのツイスト兄ちゃんが、オールディーズ、ジャズ・スタンダードを全編 SKAしちゃったアルバム。ジャマイカからはブルース・バスターズの「I Don't Know」のカヴァー(最高)もあるでよ。口チュク(トースティング)も、ンッスカッ!ンッスカッ!……好きなんだねぇ、スカ、ジャマイカ。「Everybody Likes To Do The Ska?」……独り遠くジャマイカを想う、アライモ。(どして?) |
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■ Ken Lazarus / Reggae
Volume 2 |
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■Hector Casas / Lo
Mejor De Los Staring Brothers |
男(ぼかぁ、漢という字は使いませんよ。男塾なんてヌルイヌルイ。今は黒沢の時代。)なら、誰しも遠くにみえる父の背中……。 レコード・ジャケットに見た父の姿。ヘクトール・カサス(右上の人です)。あまりにソックリだったもんで…。ハッとしてヴヴッ…。大学での4年間、だらしない生活だったにも関わらず、何も言わず見守ってくれた父(さすがに7kg くらい肥った時は「運動くらいしろ」と言われました)。ありがとね。勝手ながら、この場をかりて深く深く感謝です。 僕は、生まれてこのかた父の趣味や、性質(性格は温和?)、皆目わかりません。知っていることといえば、巨人と雑誌「サライ」が好きなことくらい。ハナレグミの「家族の風景」が聞こえてきます。 「友達のようでいて、他人のように遠い。愛おしい距離が ここにはあるよ」。 僕は、この距離感が好きです。 そして、このアルバムの「Going Out Of My Head」「Tristeza」での ヘクトール・カサスのヴォーカルと、バックのコロコロ、キラキラとした演奏との距離感(大変離れてます)が好きです。 しっかし、このジャケ写の股をくぐるメンバーの自信たっぷりな表情ったらないです。いいなぁ…。お父さん! 人に股くぐらせたりしてないでしょうね? |
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■Contortions / Designed
To Kill |
昔、唾を吐く行為が癖になったことがございます。ペッ、ペッ、と ナウいチンピラも ハズくてやらないだろうけど、BOWWY (ボウイ)とゾッキー文化は僕らの通過儀礼……。っていうことにしたいけど、あの時はもう高校3年生でしたので、とうにゾッキー文化はモテるためにゃあ、ありえないわけで……1998・夏。いま考えると、僕にとって唾は、出そうと思った瞬間に出せる、あの生成速度。目の前に、閃光のように一瞬 キラめく唾。これを僕がつくったんだ……こりゃあクリエイティヴだ……なんて感じてたのかも。はい、バカでした、僕。当然 当時付き合っていた女の子には大変嫌がられました。あ…、ウン○は違いますよ…、そんでもってアレ(一番クリエイティヴなんだろうけど)も ちが……。 と、とにかく僕は何を言いたいのかというと、僕は いまだ反抗期なのであります。 この数年、なんだかやたらと「ナチュラル」を尊しとしたものが 幅をきかせておりますが、「オーガニック」と違って、僕は「ナチュラル」くんがコワいです。結局リビドーにて動いているのになぁ…。癒し系だってグラマラス。「ナチュラル」って無責任な快楽思想だなぁ…いいなぁ……ちきしょー! まだツッパッてる僕はコワいもの、幅をきかせているものに抗うのです。ペペペッ。「ディサイド・トゥ・キル」です。ウソです。コントーションズです。ジェームス・チャンプのヤンキー・フリーキー・シーモンキーなサキソフォンに、12インチの ぶっとい音圧で小心者の僕は痙攣必至なのであります。ウゲッ!ものすごい世間の風あたり。吐いた唾が自分にかかっちまった!せっかくこしらえた僕のエクストラ・ヴァガンス用の一張羅が台無しになっちゃった! |
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■2 many dj's / as
heard on radio soulwax |
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■Paul Simon / The
Paul Simon Song Book |
皆様、いかがでしたでしょうか? |
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■Mighty Sparrow /
The Village Ram c/w She's Been Gone Too Long |
さぁさぁさぁ! 開き直った後は ミスター・開き直り、マイティ・スパロウの魂の皮肉の咆哮をあびましょう。「The Village Ram」にゃあ、最近のカリプソ・ブームなんて軽く ふっとんじゃうよ! ブペラッ! |
To 藤瀬俊 |
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